BENRY[ベンリ―]

法学の予習ノート

犯罪の諸類型

身分犯

主体に一定の属性(身分)を要求し、主体の範囲を限定している犯罪。

ex)収賄罪

①構成的身分犯(真正身分犯):身分がなければ犯罪が成立しない

②加減的身分犯(不真正身分犯):身分があることによって刑が加重・減軽される

自動車運転中の発作

 そもそも病気の発作が頻発していたのかにもよるが、もし今回が初めての発作であれば、そもそも行為といえず、客観的構成要件該当性が否定され、不可罰。

 一方、発作が頻発していたのであれば、過失運転致死傷罪の構成要件に該当し、違法性阻却事由がなく、責任があれば、その罪責を負う。

結果犯・行為犯

結果犯:行為により惹起される結果の発生が要求されることが法文上明らかな犯罪(ex.殺人罪)

行為犯:行為のみが規定されているように見える犯罪(ex.住居侵入罪)

侵害犯・危険犯

侵害犯:法益侵害を結果とする犯罪(ex.殺人罪)

危険犯:法益侵害の危険を結果とする犯罪(ex.公務執行妨害罪)

・具体的危険犯:具体的な危険の発生が規定・要求された犯罪(ex.建造物等以外放火罪)

・抽象的危険犯:一般的・抽象的に危険な行為が規定・要求された犯罪(ex.現住建造物等放火罪)

即成犯・状態犯・継続犯

即成犯:構成要件的結果発生により犯罪が成立するが、それと同時に終了する犯罪(ex.殺人罪)

状態犯:構成要件的結果発生により犯罪が成立した後、法益侵害状態は継続するが、犯罪成立と同時に終了する犯罪(ex.窃盗罪)

継続犯:構成要件的結果発生により犯罪が成立し、その結果が継続する間、犯罪が継続的に成立する犯罪(ex.監禁罪)

目的犯

目的犯:一定の目的を有することが成立要件とされている犯罪(ex.通貨偽造罪、文書偽造罪)。意思の存在によって、法益侵害の危険が基礎づけられる。

強制わいせつ罪

かつては、性的意図が構成要件要素とされていた(最判昭45.1.29)。しかし、その後の下級審は、異なる見解を示しているものもある

暗記事項

人格的行為論

行為者人格の主体的現実化である身体の動静