BENRY[ベンリ―]

法学の予習ノート

売買

手付?

 特に何も明示せずに、契約締結時に売買代金の一部を交付した場合には、解約手付であると推定される(557条?)

 履行に着手するまでの間は、手付の放棄や手付倍返しでそれぞれ解約が可能。

 ただし、解約する側のみが履行に着手した後でも、解約をすることができる。

 

(手付)
第五百五十七条  買主が売主に手付を交付したときは、当事者の一方が契約の履行に着手するまでは、買主はその手付を放棄し、売主はその倍額を償還して、契約の解除をすることができる。
2  第五百四十五条第三項の規定は、前項の場合には、適用しない。

 

他人物売買(権利の瑕疵)

 一部が他人の土地である部分を含む土地を目的物として販売した場合、当該他人の土地の部分について、権利を取得する義務を負う。

 買主は、560条に基づいてそのことを請求できる。

 また、561条により、善意であれば解除と損害賠償、悪意であれば解除ができる。

 (悪意であっても、売主に帰責事由があれば、415条に基づいて責任追及できる?これは法定責任説的立場?でも、両立をしているから契約責任説的立場?)

 さらに、563条により、善意であれば代金減額請求、解除(残存部分のみでは契約目的を達し得ない場合)、損害賠償が可能。悪意であれば代金減額請求のみ可能。

 563条の請求は善意であれば事実を知った時から1年以内、悪意であれば契約時から1年以内にしなければならない

 

(他人の権利の売買における売主の義務)
第五百六十条  他人の権利を売買の目的としたときは、売主は、その権利を取得して買主に移転する義務を負う。


(他人の権利の売買における売主の担保責任)
第五百六十一条  前条の場合において、売主がその売却した権利を取得して買主に移転することができないときは、買主は、契約の解除をすることができる。この場合において、契約の時においてその権利が売主に属しないことを知っていたときは、損害賠償の請求をすることができない。

(他人の権利の売買における善意の売主の解除権)
第五百六十二条  売主が契約の時においてその売却した権利が自己に属しないことを知らなかった場合において、その権利を取得して買主に移転することができないときは、売主は、損害を賠償して、契約の解除をすることができる。
2  前項の場合において、買主が契約の時においてその買い受けた権利が売主に属しないことを知っていたときは、売主は、買主に対し、単にその売却した権利を移転することができない旨を通知して、契約の解除をすることができる。


(権利の一部が他人に属する場合における売主の担保責任)
第五百六十三条  売買の目的である権利の一部が他人に属することにより、売主がこれを買主に移転することができないときは、買主は、その不足する部分の割合に応じて代金の減額を請求することができる。
2  前項の場合において、残存する部分のみであれば買主がこれを買い受けなかったときは、善意の買主は、契約の解除をすることができる。
3  代金減額の請求又は契約の解除は、善意の買主が損害賠償の請求をすることを妨げない。


第五百六十四条  前条の規定による権利は、買主が善意であったときは事実を知った時から、悪意であったときは契約の時から、それぞれ一年以内に行使しなければならない。