BENRY[ベンリ―]

法学の予習ノート

令状による捜索差押え

住人の承諾ありの現場検証

 許される。強制処分ではないから。

 住人の承諾なしに行うためには、裁判官の発する検証許可状を得て行わなければならない(憲法35条、刑訴218条)

捜索差押え

(1)Bの承諾が得られる場合、任意捜査として令状なしで行うこともできる

 承諾が得られない場合、捜索差押許可状を得て、行う(218条1項)。

(2)承諾を得た上で室内を探すことはできる。禁じられていない

(3)任意提出物として領置(221条)をすることができる

(4)遺留物として領置(221条)をすることができる

勤務先への問い合わせ

 強制処分には当たらず、できるのではないか

出勤簿を差し出すよう命令

 意思に反する重要な権利利益の実質的制約として、強制処分であるから許されないように思われる。

 222条で99条3項を準用する??

 裁判所は、提出命令を出すことはできるが(99条3項)…。これを求めるってできるのかな?

 効果としては、差押えと同じなのだから、立法を行うことはできる(?)

捜索差押え許可状

憲法第35条1項

 何人も、その住居、書類及び所持品について、侵入、捜索及び押収を受けることのない権利は、第三十三条の場合を除いては、正当な理由に基いて発せられ、且つ捜索する場所及び押収する物を明示する令状がなければ、侵されない。

刑訴219条1項

 前条の令状には、被疑者若しくは被告人の氏名罪名、(差し押さえるべき物、(記録させ若しくは印刷させるべき電磁的記録及びこれを記録させ若しくは印刷させるべき者)捜索すべき場所身体若しくは検証すべき場所若しくは又は(検査すべき身体及び身体の検査に関する条件))有効期間及びその期間経過後は差押え、記録命令付差押え、捜索又は検証に着手することができず令状はこれを返還しなければならない旨並びに発付の年月日その他裁判所の規則で定める事項を記載し、裁判官が、これに記名押印しなければならない。

特定性

 特定の趣旨は、①令状審査にあたり、「正当な理由」の存在についての令状裁判官による実質的認定を確保すること、②捜索の実施にあたり、捜査機関の意のままにあらゆる場所が無差別的に創作される一般的捜索を防止することを趣旨とする

(1)特定されているといえる

(2)特定されているといえる

(3)特定されているといえる

(4)特定されているといえる

捜索差押許可状への罪名の記載

 令状発付時に捜索差押えの理由として審査した罪名を明示する意味がある。罪名を記載しないと、関係のないものまで差押えることができ、令状主義の潜脱となる(裁判官による審査を受けられなくなる)。

昭和33年決定

 憲法は、適用法条を示して記載することは要求していないとする。

 刑訴法219条1項では、「罪名」とあり、どの法律に違反するか程度でいいものと解している。

 特別法違反の場合には、そこに規定された罪の種類が限定的であることからそれでいいかもしれないが、「刑法違反」のように、一般法違反を理由とする場合には、罪の種類が多様で特定できないことから、適切ではない

捜索差押許可状への被疑事実の要旨の記載が要求されていない理由

 捜索差押許可状は、比較的多くの人に見せることが想定されているため、被疑事実の要旨まで記載すると、プライバシーを侵害することになる。

 他方で、逮捕状の場合には、被逮捕者にのみ呈示することが想定されるから、記載される。

差し押さえるべき物の特定

 本件のは、例示列挙がされており、特定されているといえる。

 他方、本件に関係ありと資料せられる一切の文書および物権との記載のみであった場合には、特定されていない。

 例示列挙がされることによって、それに類する物のみが捜索差押えの対象であることが示される

 かっこ書の場合でも、どう趣旨であるからいいのではないか

差し押さえるべき物の記載中の「本件」

 差押許可状に記載された罪名によって明らかにされる。

 ケースに寄るけれども、特別法違反の場合には少なくとも明らかにあんるといえる。

 本件の特定のために被疑事実の要旨の記載を要求してもいいかもしれないが、それではプライバシーの問題が生じるため、そんなことをせずとも、令状請求時の記載に限定されればいいようにも思われる。

 傍受令状の場合には、被疑事実の要旨の記載が求められているが、これは、見せる相手が極めて限られ、プライバシー侵害の程度が小さいからとも考えられる

麻雀牌と計算棒

 帳簿、メモ、書類には入らないため、ダメなのではないか。

 「等」との記載があれば、許される余地も