BENRY[ベンリ―]

法学の予習ノート

接見交通

最判平11.3.24

憲法34条前段

 規定の文言からすると、単に被疑者が弁護人を専任することを官憲が妨害してはならないということを規定しているようにも思える

 最判平11.3.24は、それを超えて、被疑者に対し、弁護人を選任した上で、弁護人に相談し、その助言を受けるなど弁護人から援助を受ける機会を持つことを実質的に保障しているとした

刑訴法39条1項

 刑訴法39条1項は、憲法34条の保障に由来するものとする

最判昭53.7.10

 接見指定が許されるのは、現に被疑者を取調中であるとか、実況見分、検証等に立ち会わせる必要がある等捜査の中断による支障が顕著な場合。

最判平3.5.10

 最判昭53.7.10を踏襲しつつ、同判例で述べたものに加え、間近い時に取調等をする確実な予定があって、弁護人等の必要とする接見等を認めたのでは、取調等が予定通り開始できなくなるおそれがある場合も含むとする

最判平11.3.24(再)

 最判昭53.7.10と最判平3.5.10を踏襲し、取調の中断アンドにより捜査に顕著な支障が生ずる場合に接見指定が許されるとする。

 しかし、昭和53年判決及び平成3年判決が、「捜査の中断による支障が顕著な場合」としていたのと微妙に表現を買え、「取調の中断等により捜査に顕著な支障が生ずる場合」とする

例外として許される場合

 最判平3.5.10と同じ

証拠隠滅目的の接見指定

 「調整」という接見指定の趣旨からすると許されないことになる

接見指定権が調整を目的とするものである場合

 許されるのは、捜査に顕著な支障が生じる場合に限られる

常に許されるか

 取調中などであっても、常に許されるわけではなく、支障が顕著な場合に限られる