BENRY[ベンリ―]

法学の予習ノート

弁済・受領遅滞

解除の要件と弁済の提供

まだ買いたい場合

 相手が解除の要件を満たさないことを主張する。

 具体的には、本件は541条の催告による解除であると考えるが、その要件は、①履行期の徒過、②債務の不履行が違法であること、③催告、④相当期間の経過であるが、このうち、②と④を責める。

 ②については、同時履行の抗弁を主張し、④については、「明日」というのが相当期間ではないということを主張する。

 したがって、解除は認められず、いまだ債務が存在していないことから、その履行を求める

解除したい場合

 解除をする。

 今回、明確な拒絶な意思があるかは微妙なので、催告による解除を行う。

 要件は、①履行期の徒過、②履行しないことが違法であること、③催告、④相当期間の経過である。

 既に①は満たし、また、2月1日に現金を持参しているから相手の同時履行の抗弁権はなく②も満たす。したがって、③④を行えばよい

474条の法律上の利益

 474条の「第三者」とは、自ら債務を負っていない第三者。

父親

 法律上の利益があるとはいえないため、「利害関係を有しない第三者」として、債務者であるAの意思に反しないのであればできる

保証人

 保証人は、自ら債務を負っているため、474条の対象ではない。保証債務を履行すれば足りる

抵当権設定者

 抵当権設定者も保証人と似ているけれど、抵当権は実行されると不動産等の所有権を奪われることになるため、それよりも金銭を支払うことを認めるべき。また、抵当権の場合は、保証人と異なり保証債務を負っているわけではないため、474条にあたるものといえる。そして、上記のように、自己の不動産を奪われない法律上の利益があるといえるから、抵当権設定者は有効に弁済できるものといえる

債権者

 原則として法律上の利害関係を有していないものといえる。

 しかし、例外がありうる?(たとえば、Aに対する債権で抵当権が設定されていて、抵当権設定物が欲しい場合とか。後順位抵当権者の場合と同じ)

表見代理と準占有者弁済

盗み出した場合と預かっていた場合との違い 

 表見代理では、本人に帰責性がなければ成立しない。

 一方、準占有者弁済の場合は、条文上帰責性がなくても成立することになる。

 従って、準占有者弁済では、盗まれた場合でも預けていた場合でも成立するが、表見代理はいずれにしても帰責性がある場合にしか認められず、盗まれた場合はより認められにくい 

預金担保貸付、総合口座貸越との違い

 総合口座貸越の実質は預金担保貸付に等しい。

 いずれにしても478条の類推適用