BENRY[ベンリ―]

法学の予習ノート

補強証拠

補強法則

 自白だけでは有罪にすることができない。

 自白が完全に任意になされるのであれば、補強法則はいらないようにも考えられる。しかし、戦前、自白だけで処罰できるとしていた頃には、拷問を誘発した。すなわち、自白は完全に任意にされるわけではなく、往々にして任意性に疑いのある自白がなされ、それにより誤った判断をしてしまうおそれがあることから、補強法則が存在している。

 捜査機関の自白の強要がないとしても、犯人の蔵匿のために故意に虚偽の自白をする可能性もある。

 また、公判廷で自白している場合に、強要がないとしても、故意に虚偽の自白をする可能性があるのは同様である。

 

 自白以外の裏付け証拠について、証拠能力が認められなかった場合に問題となる。